2006.02.24

『ペレのあたらしいふく』エルサ・ベスコフ

ものづくりの奥深さと尊さが、
読むたび心に染み入ってくる。

ペレのあたらしいふく

ペレは自分だけの子羊を1匹飼っていた。ある日、自分の服が小さくなったことに気づいたペレははさみを持ち出し、子羊の毛をみんな刈り取った。それをおばあちゃんのところに持って行き……。

* * * * *

自分だけのかわいい子羊から刈り取った毛を、労働の対価としていろいろな大人たちに協力してもらいながら服に仕立てていき、最後にとびきり素敵な新しい服を手に入れるペレのお話。

羊の毛を布にし服に仕立てるまでにどんな過程があるのか、その仕事に携わる人たちがどんな暮らしを営んでいるのか、仕事をして対価を得るというのがどういうことなのか。読めば読むほどいろいろなテーマが岩に染み入る水のように心の中に入ってくる絵本です。

1回読んだ後すぐに「もう1回!!」となるような面白さが突き上げてくるタイプの本じゃないのだけれど、じわじわとその良さが伝わるのか、初めて読んだ後、数日おいて長男から再リクエスト。そうやって長い期間かけてゆっくりじっくり、ものづくりの奥深さを味わってほしいお話。

たくさんの人の手を借りて、最後にようやくできあがった新しい服を身にまとったペレと、そんな彼を見る子羊。2人の誇らしげな表情が印象的です。絵がシックできれいなのもいい。

読み聞かせは4歳頃からどうぞ。

オススメ度
よん(母)------------------> ★★★
ルンバ(長男/5歳3カ月)-> ★★☆

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▽エルサ・ペスコフ(作) おのでらゆりこ(訳)/福音館書店(1976/2/3)/表紙レイアウト:辻村益朗/印刷:精興社/製本:大村製本
▽かな/15ページ/24×32cm

▽エルサ・ベスコフ(Elsa Bskow)プロフィール:ピーターラビットの作者ビアトリクス・ポターに匹敵すると言われるスウェーデンの絵本作家。その33冊にも及ぶベスコフの絵本は、広く世界中の子どもたちに喜ばれ、今も愛されている。ストックホルム生まれ。少女時代から絵が好きで芸術学校に学び、卒業後母校の小学校の画の先生になった。1897年、牧師のナタナエル・ベスコフと結婚、教師をやめて絵本や児童書の挿絵の仕事を始めた。本書『ペレのあたらしいふく』は絵本作家として最も油ののった1910年代に作られたもの。1952年、子どもの本に対するスウェーデンの最高賞、ニルス・ボルゲンソン賞を受けた。1874〜1953。

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2005.10.10

『おふろだいすき』松岡享子/林明子

日常生活に入り込んだ、
素敵な素敵なファンタジー。

おふろだいすき
ぼく、おふろだいすき。
おふろへはいるときは、いつも、あひるのプッカをつれていく。

……ある日まこちゃんが、いつものようにプッカを連れてお風呂に入ると、もくもくとした湯気とともに、次から次へといろんな動物が現れたんだ。そして――?
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2005.09.09

『ものぐさトミー』ペーン・デュボア

|| 機械仕掛けの家に住む「なまけんぼ」

ものぐさトミー
主人公のトミー・ナマケンボは、その名のとおりのなまけんぼの男の子。機械仕掛けの家に住んでいて、朝ベッドから出るのもお風呂に入るのも歯を磨くのも着替えるのも食事をするのも、ぜんぶ機械にやってもらっている。いつもちっとも自分で動かないから、機械に身支度を整えてもらうだけでくたびれてしまう。そんなある日のこと。停電が起きてトミーの家の機械が止まってしまい……。
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2005.02.14

『はじめてのおつかい』筒井頼子/林明子

|| 5歳の女の子が初めて一人で買い物に出かける。
|| ドキドキがいっぱい詰まった、小さな小さな冒険譚

はじめてのおつかいある日、ママが言いました。
「みいちゃん、一人でおつかいできるかしら。赤ちゃんの牛乳が欲しいんだけど、ママちょっと忙しいの」
「うん! みいちゃん、もう いつつだもん」
みいちゃんは、ママに百円玉を二つもらって、手にしっかり握りしめ、牛乳を買うためにうちを出ました。目指すは近くの坂のてっぺんのお店です。無事に買い物をしてこられるかな……?
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2005.01.05

『そりあそび』さとう わきこ

|| これぞ、ばばばあちゃん流「ほんとの冬のあったまりかた」

そりあそびこどものとも傑作集外は冷たい雪が降っていた。ばばばあちゃんがストーブに当たりながら編み物をしていると、雪だらけのこいぬとこねこが外から飛び込んできた。
「うおーい さむい、しにそうだ。やっぱり うちのなかが あったかくて いいよ」
こいぬとこねこがストーブに当たっていると、次から次へと雪だらけな動物の子どもたちが外から家に飛び込んできて、震えながらストーブに当たりだした。
子どもたちの情けない姿を見て、ばばばあちゃんは言った。

「いい わかいもんが だらしないねえ。さむい さむいばかり いって。
 よし!! いまから、さむいひの とくべつな あったまりかたを おしえてやるよ。
 みんな おいで!!」

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2004.12.23

『とらたとおおゆき』なかがわ りえこ/なかがわ そうや

|| ひゅうーとすべって、ひゅうーと飛んで
|| とっても楽しいそり遊び

とらた と おおゆき雪が降りました。お父さんが作ってくれたそりに乗って、とらたはすべります。ひゅう〜。家に帰るとサンタクロースから鈴の贈り物。早速お父さんがそりにつけてくれて、とらたは公園にそりを引いて行きました。
りん りん りん…
鈴の音を聞いてとらこが飛び出してきました。うさきちも、ろばこも、くまおも、ぞうきちも出てきました。みんな一緒に公園の山でそりすべり。ひゅうー。
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2004.12.07

『リコちゃんのおうち』さかい こまこ

リコちゃんは、どこで遊べばいいの。

リコちゃんのおうち
リコちゃんが遊んでいると、お兄ちゃんかいじゅうがやって来て、「あっちいけ!」と邪魔をします。リコちゃんがあっちへ行くと、ママまでリコちゃんの邪魔をしたの。
「もうヤダ! リコは リコだけの おうちに ひっこす!」
「じゃあね、ここがリコちゃんの あたらしいおうち」
ママが段ボール箱を取り出して、ハサミで窓を切り抜き、端切れを床に敷くと、あら不思議。リコちゃんのおうちができたのです。
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2004.09.19

『はろるどとむらさきのくれよん』クロケット・ジョンソン

自分の世界を思いつくままに描けたら
こんなに楽しいおはなしになった

ある晩、ハロルドはふっと月夜の散歩がしたくなった。そこでハロルドはむらさきのクレヨンを取り出し、空には月を、地面には散歩する道を描きだした。みるみるそれは本物になって、いよいよ散歩の始まりだ。大きなむらさきのクレヨンも一緒に。

――小さな男の子ハロルドがむらさきのクレヨンで絵を描くと、それらは次々現実になっていく。子どもの豊かな想像力を描く、楽しいおはなし。
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2004.09.16

『おっとあぶない』マンロー・リーフ

「まぬけ」だらけのこの本は、
子どもたちを笑い転げさせながら
安全意識を高めてくれる

あぶないことを しないのは、いくじなしだ と おもっている子は、なにもしらない子。
いつも けがばかりしている子。ああして けがしたり、こうして けがしたり、しかたのないときも あるけれど、たいてい じぶんが わるいから。ばかなことして けがした子。それが――まぬけ。この本は、まぬけだらけ。

子どもがやりがちな危険な行動をユーモラスに描きながら「まぬけ」と突き放し、安全への意識を高めてくれる一冊。
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2004.09.10

『フランシスとたんじょうび』ラッセル・ホーバン/リリアン・ホーバン

フランシスのへんてこ即興歌と
想像の暴走っぷりが今回も楽しい!

明日はフランシスの妹グローリアの2歳の誕生日です。グローリアやお母さんがパーティーの準備に励むのを見て、フランシスはおもしろくありません。だれにも見えない想像上の友だち・アリスと暗号を織りまぜた会話をしながら、グローリアになにかと意地悪を言ってしまいます。けれどもフランシスは、お母さんがプレゼントを用意しているのを見て、グローリアになにか贈りたくなりました。そこでお父さんと一緒にチョムポチョコレートとふうせんガムを買いに行くのですが、あまりにおいしそうなので自分でそれを食べたくなってしまい――。

※表紙画像は好学社のサイトでご確認ください。
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2004.09.03

『ぼくは おこった』ハーウィン・オラム/きたむら さとし

とどまることのない子どもの怒りは
宇宙をも破壊する……?

ぼくはおこったある晩アーサーはテレビの西部劇に夢中になっていた。最後まで見ていたかったのだけれど、お母さんに「もう遅いから寝なさい」と消されてしまった。アーサーは怒った。本当に怒った。アーサーが怒るとかみなり雲がドカンとなって稲妻が走り、ひょうが降った。アーサーの怒りはまだおさまらない。ついには地球にひびが入り――。

子どもの激しい怒りをコミカルに描いた一冊。
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2004.09.02

『おやすみなさい フランシス』ラッセル・ホーバン/ガース・ウイリアムズ

だれもが幼いころに経験したであろう、
眠りにつく前のこんなひととき。

7時です。あなぐまの子ども・フランシスの寝る時間です。お父さんとお母さんに「おやすみなさい」とあいさつをしてベッドに入ったフランシスは、けれどもちっとも眠くなりません。部屋に虎がいるかもとか、大男がいるような気がするとか、なんだかんだと理由をつけてはお父さんとお母さんのもとに起きて行きます。はじめは優しく受けとめていたお父さんも、ついには怒ってしまい……。フランシスに安らかな眠りは訪れるのでしょうか?
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2004.09.01

『ぼうぼうあたま』ハインリッヒ・ホフマン

160年間も世界中で読み継がれてきたトラウマ絵本の代表格
これを知らぬはあまりに勿体ない

Struwwelpeter: In English Translation両親の留守中に火遊びをして炎が服に燃え移り、灰になってしまう少女パウリちゃんのお話「かわいそうな ひ の おいた」。大嫌いなスープを飲むのを拒否し続けて日に日に痩せ細り、ついには死んでしまう少年のおはなし「スープ ぎらい の カスパール」。お母さんの留守中に禁じられていた指なめをした途端、仕立て屋のおじさんが飛んできて、はさみで親指をちょきんと切り取られてしまったコンラちゃんのお話「ゆびなめ こぞう」――。あまりに直截に子どものいたずらや不躾をたしなめる衝撃的なお話の数々、全10話掲載。1844年にこの世に生まれてから実に160年間、世界中で読み継がれてきた超ロングセラー。トラウマ絵本の代表格。
※画像は英語版のものです。
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2004.08.25

『ぶたぶたくんのおかいもの』土方久功

正直言って、ぶたぶたくんは可愛くない。……が。

ある日、ぶたぶたくんはお母さんに一人でお買い物に行くよう頼まれました。
「ぼく ひとりで いけるよね。なんども おかあさんと いって しってるものね」
お買い物ができたら、お菓子屋さんに寄って好きな物を買っていいと言われ、ぶたぶたくんは大喜び。お母さんはぶたぶたくんの首に黄色いリボンを結んでくれました。お買い物かごを持って、さあ出発です。
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2004.07.29

『どろんこどろちゃん』いとうひろし

どろんこ遊びの支度をすっかり整えたら、
おもむろにこの本を読みはじめよう。
きっと、どろんこ遊びをせずにはいられなくなるから。

泥の中に二つの目。きょろきょろ辺りを見回して、もっこり頭を出して生まれてきたのは「どろちゃん」。どろちゃんは、だれにでも作ることができるんです。

どろんこ遊びの楽しさがそのまま絵本に写されている。読み終えるとどろんこおふろに飛び込みたくなる、元気あふれる痛快な一冊。
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2004.07.11

『たろうのおでかけ』村山桂子/堀内誠一

「一人でおでかけ」の冒険を楽しみながら
交通ルールを教えてくれる

たろうのおでかけ表紙日曜日。たろうは仲良しのまみちゃんの誕生日のお祝いにでかけます。犬のちろーも、猫のみーやも、あひるのがあこも、にわとりのこっこも一緒です。まみちゃんへの贈り物はすみれの花と、お母さんの作ったアイスクリーム。たろうはうれしくってたまらなくて、ふざけながら歩いたり、スクーターや自転車が通るにぎやかなとおりを走ったり、黄信号の横断歩道を渡ろうとしたり。そのたびに周りにいるおとなに「けがをするから だめ だめ だめ!」と怒られ……。さあ、まみちゃんの家は、もうすぐそこです!
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2004.04.02

『まよなかのだいどころ』モーリス・センダック

寝静まった家の中で行なわれている秘密のできごと

まよなかのだいどころ夜、ミッキーがベッドに入り眠ろうとしていると、階下からさわがしい音が聞こえてきます。あんまりうるさいので怒鳴ったら、暗闇に落っこちて、はだかになっちゃって、おりたところは明るい真夜中の台所。そこには3人の頭の大きなパン屋さんがいて――。
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2004.02.16

『ロンパーちゃんとふうせん』酒井駒子

童謡を口ずさむように読む切ないメルヘン

ロンパーちゃんとふうせん今日、街で風船をもらったロンパーちゃん。おうちに連れて帰ってポーンポーンと遊ぼうとすると、風船はすぐに天井まで浮かんでいってしまいます。そこで母さんがちょっと工夫をしてくれて、ロンパーちゃんと風船は、一緒に遊べるようになりました。けれど――。

* * * *

『よるくま』で一気にファンになってしまった酒井駒子さんの絵本。この人は本当に子どもをよーく見ているんだなあ、としみじみ感じてしまいます。そうでなくちゃ、こんなにかわいく子どもを描くことはできないでしょう。ロンパーちゃんの横顔、後ろ姿のおしりの感じ、泣いているときのしぐさ。どれをとっても愛らしい。

酒井さんの描く「お母さん」も好きです。ふっくらまあるい線で描かれたお母さん。見ているだけで、その腕に抱かれたときの心地よいぬくもりが想像できるようです。

さらにこの作品では、風船までもが愛らしい生き物のように変身します。ごはんを食べたり、ロンパーちゃんと一緒に寝ている姿は、単なる風船には見えません。

物語は、心地よいリズムで刻まれた文章で進んでいきます。気がつくと、自然と童謡を口ずさむように読んでしまうような文章です。そうして不思議な懐かしさに包まれて読み進めていくと、ほんのり切ないラストにたどりつきます。ラストページの絵の美しさには、思わずため息がもれてしまいます。

わたしはすっかり気に入ったものの、男の子のルンバにはどうかなと思いながら読んで聞かせました。予想通り、最初はあまり受けが良くなかったのです。ところが1日おきくらいに「よんで」と持ってくるようになり、それが次第にひんぱんになっていきました。ジワリジワリと心に入っていったようです。風船って子どもにとってすごく魅力的なものですよね。そんな風船がまるで生きているみたいに感じるからでしょうか。それとも、同年代(ちょっと下かな?)のロンパーちゃんが、お友だちのように感じるから? なんだか不思議な1冊なのでした。

▼オススメ度
よん(母)-------> ★★☆
ルンバ(長男)--> ★★☆

▼『ロンパーちゃんとふうせん』詳細 >>amazon >>bk1
▽酒井駒子(著)/白泉社(2003/03)

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2004.02.02

けんかのできない子どもたち

「やっぱり子どもはけんかしないとダメですよね。けんかをすることで、痛みがわかる」
先日、知人とこんな話をしました。わが家の長男は3歳、お友だちと一緒に遊べる場面が増えた一方で、物の取り合いなどによるけんかも起こりがちなお年頃。「けんか」というのはいま現在の育児において、わたしが気にしているキーワードの一つです。

でも、いまの子どもはあまりけんかしない。というより、親が子どものけんかを取り上げてしまうことが多いような気がします。頭の中では「子どもはけんかによって人間関係を学んでいくのだから、危険なことがなければ、親が口出しせずに見守るべき」と思っているのですが、いざ子どもたちが目の前でけんかを始めると、相手の親御さんのことがどうしても気になってしまう。波風を立てたくなくて、「けんかしちゃダメだよ」と口を出し、途中で止めてしまう。

子どもの言葉がまだ達者でなかった1〜2歳のころは「腹話術」です。子どもの言葉を親が「代弁」して、波風立てない方向に持っていく。本当は「代弁」でもなんでもないのに。
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2004.01.27

『ねないこ だれだ』せなけいこ

こわーいこわーい、おばけの本

ねないこだれだ

暗闇にキラリと光る2つの目。「こんな じかんに おきてるのは だれだ?」。一体だれの目なのでしょう。ふくろう? ねこ? それとも…?
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2004.01.25

『ママがちいさかったころはね…』ヴァレリー・ラロンド

育児のイライラをやわらげてくれる絵本

ママがちいさかったころはね…「ママがちいさかったころはね…」ママはよくこう言うのです。食事はいつも残さずきれいに食べたし、猫のしっぽを引っ張ったりもしなかった。汚い言葉を使うこともなければ、親を困らせるようないたずらをすることも全然なかった。おねだりなんて、もってのほか。「つまり とっても ものしずかな おんなのこだったのよ」。でも、それって本当なの?
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2004.01.23

『しろくまちゃんのほっとけーき』わかやまけん

夢のおやつができるまで

しろくまちゃんのほっとけーきホットケーキはわたしにとって幸せな思い出がいっぱいつまったおやつです。子どものころは、ホットプレートで母が焼いてくれるホットケーキが大好きでした。生地がプツプツとふくらんでくるのを眺めながら、焼けたかな、まあだかな?と待っている楽しさ。そして、ふんわりときれいなキツネ色に焼けた時のうれしさといったら。たっぷりのバターとメープルシロップをかけて、ナイフで三角形に切って、はふっといただくのです。ああ、なんて幸せなんでしょう!

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2004.01.22

『14ひきのあさごはん』いわむらかずお

どんぐりパンを食べてみたい

14ひきのあさごはん「おとうさん、おかあさん、おじいさん、おばあさん、そしてきょうだい10ぴき。」森に暮らす14ひきのねずみの家族の1日は、朝ごはんの支度から始まります。おとうさんが薪を割り、おばあさんとおかあさん、おねえさんたちはどんぐりの粉でパンを焼く。兄弟たちは野いちごつみに出かけます。滝を越え、森の虫たちにあいさつをし、たくさんの野いちごを摘んで帰るころには、「きのこもはいって、とくべつおいしいおとうさんのスープ」も出来上がり。あたたかでおいしい食卓を囲んで、今日という新しい日が、さあ始まりです。
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