『動物げきじょう<21幕>』アリスとマーティン・プロベンセン
さまざまな動物たちが、
ウィットたっぷりにふるまうお話
お母さんに頼まれた男の子が次々といろんな動物に変身する「おつかい」。夏の暑い日、ライオンが散髪にやってくる「とこや」。大切なシカの子が王様に狩られないように隠す「冬のはなし」。オオカミがだれかのおばあさんに化けたときに見破るポイントを図説した「オオカミのみわけかた」…。
草原の動物、森の動物、家のまわりの動物、鳥や魚など、さまざまな動物たちのお話が長いものも短いものも含めて全部で21幕。なんともお得感のある、ボリュームたっぷりの絵本です。ロシアアヴァンギャルドを彷彿とさせる絵は愛らしく、ところどころに散りばめられたユーモアにくすりと笑いながら読みました。
初めて読んだ時、『動物げきじょう』というタイトルを読み上げた途端に長男は「えっ、どうぶつげきじょう?! おもしろそう!!」と目を輝かせていました。なにせボリュームたっぷりなので、全部読むのはなかなか骨が折れますが、ウィットに飛んだお話の数々、長男にはとても面白かったようです。すぐさまお気に入りの絵本になりました。これだけの内容で2000円なら安いかも。
読み聞かせは5歳前後からどうぞ。
▼オススメ度
よん(母)------------------> ★★★
ルンバ(長男/5歳5カ月)-> ★★★
パルタ(次男/2歳4カ月) -> ★★☆
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▽アリスとマーティン・プロベンセン(作・絵) 乾侑美子(訳)/童話館出版(1997/11/10)/印刷・製本:大村印刷
▽漢字かな/52ページ/32.3×24.7cm
▽アリスとマーティン・プロベンセン(Alice & Martin Provensen)プロフィール:妻のアリスは1918年アメリカのシカゴで生まれる。夫のマーティンは1916年シカゴ生まれ。1人ともシカゴのアート・インスティテュート、カリフォルニア大学を卒業する。アリスはさらに、ニューヨークのアート・ステューデント・リーグで学び、1942年にカリフォルニアに移り、ウォルター・ランツ・スタジオでアニメーションの仕事につく。マーティンは、1938年ウォルト・ディズニー・スタジオで働き始める。2人はアメリカ海軍の映画制作中に出会い、1944年にワシントンで結婚。1940年代後半ニューヨークに移り、いっしょに子どもの本の挿絵の仕事をするようになった。本作品は、文も絵も2人でかいた最初の子どもの本で、1952年に出版された。1984年には『パパの大旅行』(福音館書店)でコールデコット賞を受賞。最後のページまで2人とも納得するまで描き加えたり削ったりして制作するのが夫妻のやり方で、その作品は40点にも及ぶ。1987年、マーティンは心臓発作で永眠。
▽乾侑美子(いぬい・ゆみこ)プロフィール:1941年生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。JBBY会員。英・独・デンマーク語の、主に児童文学の翻訳にたずさわっている。
















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