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2006.02.27

『はけたよはけたよ』神沢利子/西巻茅子

自分でできるって、うれしいね!

はけたよはけたよ

たつくんはね、ひとりでパンツがはけないんだよ。だって、ふらふらするんだもん。「パンツなんかはかないや」おしり丸出しのまま たつくんが外にかけだすと、いろんな動物たちがやってきて、たつくんのしっぽのないおしりをじろじろ見て笑うんだ…。

* * * * *

初めて自分でパンツがはけたときのうれしさ、誇らしさを描いた絵本。「じぶんで!」の言葉が出てくる時期は、ちょうど「いや!」の言葉が増える時期でもあります。「パンツなんかはかない!」とたつくんみたいにおしり丸出しで逃げ出しちゃう子どもたち、これを読んだら「パンツをはいたおしりって、かっこいい!」と思えるかもしれないし、たつくんの真似をしてみたら意外に簡単にはけるかもしれないですね。

さて、わが家の次男もそろそろ着替えの時「じぶんで!」の言葉が出てきたので、この本を読んでみました。でも、あれれ? 次男も眺めていたけれど、今回はどちらかというと長男のほうが大喜びで聞いています。保育園で読んでもらったことがあるらしく、「わらわれちゃうんだよね!」などと次の展開はわかっていたようだけれど、わかっていても面白い!という感じ。次男のツボにはまるのは、もしかするともう少し後なのかもしれません。

クレヨンと水彩でのびのびと描き上げた感じの絵は表情も仕草も愛らしく、まるで子どもが描いた絵のようで親しみやすい。ピンクの描線に黄色や水色を着彩する明るく可愛い色の組み合わせも西巻さんの絵の特徴です。

読み聞かせは2歳ごろからどうぞ。

オススメ度
よん(母)------------------> ★★☆
ルンバ(長男/5歳4カ月)-> ★★☆
パルタ(次男/2歳3カ月) -> ★☆☆

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▽ 神沢利子(文) 西巻茅子(絵)/偕成社(1970/12)/印刷:精興社/製本:難波製本
▽ かな/32ページ/26cm

▽神沢利子(かんざわ としこ)プロフィール:福岡県生まれ。文化学院文学部卒業。詩人・児童文学者。少女時代を樺太(現サハリン)で過ごし、そこで知った星空のあこがれは代表作『ちびっこカムのぼうけん』に結晶した。以後、絵本、童謡、童話の世界に、すぐれた作品を数多く発表している。

▽西巻茅子(にしまき かやこ)プロフィール:東京生まれ。東京芸術大学工芸科卒業。在学中よりリトグラフにとりくみ、1966年日本版画協会展に初出品で新人賞、67年同展で奨励賞を受賞した。絵本画家としても、のびのびした線と明るい色調で『わたしのワンピース』ほか多くの作品を発表している。

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