『キャベツくん』長新太
なんて素敵なナンセンス・ワールド。次にどうなるかがまったく読めないので、読み進むうちページをめくるのがどんどん楽しみになっていきます。最初は「ヘンなの」という顔で聞いていたうちの長男も、「ヘビが食べたらどうなるの?」「こうなる!」「ブキャ!」の繰り返しにいつしかハマり、しまいには「ブキャ!」と聞くだけで「キャハハハハ!」と大笑い。読んでるこっちも調子に乗って、「ブキャ!」の声がずんずん大仰になっていくのでした。
もちろん読むのは一度きりでは終わりません。「おしまい」と本を閉じるたびに「もう1回!」という長男の熱烈なリクエストを受け、最初の1日だけで10回は読みました。子どもはその間飛び上がってゲラゲラ笑いっぱなし、親子そろってすっかり楽しい気分になってしまいました。
会っていきなり「おまえを食べる!」とすごんでいたわりに最後にはなにも言えなくなってしまう、意外に気弱なブタヤマさんと、何事にも動じず意外に兄貴肌のキャベツくん。対照的な2人のコンビがかわいらしい。
同じパターンをくり返しながら奇抜な展開を広げる文章と、なにもない広大な土地に続く道を2人がさりげなく歩いていく絵が、独特のリズム感を生み出しています。
親子で大笑いしたい日におすすめの絵本。第4回絵本にっぽん大賞受賞作品。
▼オススメ度
よん(母)-------> ★★★
ルンバ(長男)--> ★★★
▼『キャベツくん』詳細 >>amazon >>bk1
▽長新太:文・絵/文研出版 (1980/09)
▼関連情報
▽長新太さんプロフィール
▽長新太(ちょうしんた)さんに聞きました 「ナンセンス絵本」を作り続ける(YOMIURI BOOKSTAND)







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